今までの兼題

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第41回広場第42回鉛筆第43回映画第44回路地、露地
第45回近江、淡海第46回時計第47回正座第48回手足
第49回引力第50回受信第51回凡人第52回書架・書棚
本棚・書庫
第53回進化第54回硝子第55回暗闇第56回猛犬
第57回坩堝第58回位置第59回青森第60回模様
第61回王様第62回四角第63回半島第64回懸垂
第65回全身第66回回転第67回珈琲第68回反対
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朧夜を転がり出づる缶珈琲武井伸子
花ふぶく方へ迫り出す珈琲テラス武井伸子
珈琲ラテのハートくづるる春の昼武井伸子
珈琲と厚切りトースト実梅落つ武井伸子
銭湯に珈琲牛乳星涼し武井伸子
鉄扉越え来し初蝶珈琲に湯気田中美佐子
七階に朝の珈琲花は葉に田中美佐子
コーヒーブレイク白藤のゆれて田中美佐子
青田風缶珈琲の走り来る田中美佐子
緑陰に膝もてあます缶珈琲田中美佐子
珈琲や繋がれし舟に夏の潮谷原恵理子 
バニラの香の珈琲甘き日永かな谷原恵理子 
珈琲の渦や静かな夏の蝶谷原恵理子 
卵屋の菓子珈琲の花咲いて谷原恵理子 
珈琲飲み樟若葉まで一万歩谷原恵理子 
階下から届く珈琲雲の峰近本セツ子
アイス珈琲陰陽町を通り来て 近本セツ子
珈琲は風にさめつつ百日紅近本セツ子
青葉木莬珈琲館のひとり客近本セツ子
珈琲に丸き砂糖を河鹿鳴く近本セツ子
草若葉煎りたてを売る珈琲屋千葉隆
珈琲にミルクが描く半夏生千葉隆
若夏や挽きたて珈琲テーブルに千葉隆
炎昼や珈琲カップは不揃ひで千葉隆
傾いた珈琲茶碗朧月千葉隆
息子また「珈琲」と言ふ五月かな同前悠久子
夏の海その名の珈琲選びをり同前悠久子
夏浅し白磁の珈琲カップ好き同前悠久子
珈琲を飲むならあの店蔓薔薇の同前悠久子
ギヤマンの冷えし珈琲細き指同前悠久子
砂漠の夕焼珈琲の乾杯豊田静世
珈琲の砂糖こぼすや花みもざ豊田静世
夏帽子珈琲畑を風渡る豊田静世
春愁や又珈琲に手をのばす豊田静世
日焼けの笑顔珈琲豆の収穫豊田静世
聖五月濃き珈琲とクロワッサン中﨑啓祐
万愚節珈琲豆をかじりをり中﨑啓祐
珈琲挽くウイルスとある夏はじめ中﨑啓祐
父の日のいつもの甘き缶珈琲中﨑啓祐
雪の果ビロード椅子の珈琲館中﨑啓祐
うららかや茶店で妻とたんぽぽコーヒー中島外男
昼食はパンとコーヒー柳絮飛ぶ中島外男
珈琲はブラックに限る春愁ひ中島外男
桜桃忌友といつもの珈琲館へ中島外男
コーヒーの酸味に気づく夜の秋中島外男
朝東風の窓べ珈琲豆を挽き中田千惠子
サイフォンで淹れる珈琲山桜中田千惠子
二杯目の珈琲さくらふぶきけり中田千惠子
蔦若葉の中へドア押す珈琲店中田千惠子
熱帯魚珈琲店の奥の席中田千惠子
珈琲に小さき波立つ春ショール服部さやか
父の日や珈琲いつも砂糖なし服部さやか
音もなく珈琲すするうすごろも服部さやか
珈琲に浮かぶ光や夏の雨服部さやか
珈琲の香の渦を巻く冬桜服部さやか
珈琲はモカ炎天を歩ききて浜岡紀子
薄暗い珈琲店や驟雨くる浜岡紀子
傷痕の珈琲色や薔薇の棘浜岡紀子
野外劇缶コーヒーを手につつみ浜岡紀子
アイスコーヒー飲み干して海へ出る浜岡紀子
春愁を珈琲碗に溶かし込む浜田はるみ 
珈琲館閉ざされしまま花は葉に浜田はるみ 
淹れたての珈琲香る避暑地かな浜田はるみ 
珈琲のいつの間に冷め籐寝椅子浜田はるみ 
珈琲と寝袋流星群を待つ浜田はるみ 
青春の苦き珈琲花わさび深澤文子
珈琲屋出るにでられぬ梅雨の午後 深澤文子
琴の音や珈琲ゆらす春の海深澤文子
珈琲屋桜桃忌後の乙女たち  深澤文子
珈琲の味も香もなし初夏の風邪深澤文子
箱庭のどこに置かうかコーヒー店牧野洋子
熱々のコーヒーを手に雪女牧野洋子
薔薇園のコーヒー店に老夫婦牧野洋子
耕しの農夫の腰に缶コーヒー牧野洋子
佐保姫もコーヒーの香に一休み牧野洋子
珈琲豆挽いて人待つ春の夕三島やよい
サイフォンの珈琲不思議梅雨上がる三島やよい
珈琲の湯気吹いている春帽子三島やよい
珈琲を沸かしてくれよと目借り時三島やよい
金物のコーヒーカップキャンプ場三島やよい
コーヒーの袋に荷札冬夕焼宮本郁江
新緑やコーヒー店に広辞苑宮本郁江
新緑やゴッホの描くコーヒー店宮本郁江
コーヒーを炒る少年の素足かな宮本郁江
コーヒー欲し駅の木椅子の薄暑かな宮本郁江
そつと置く珈琲カップ薔薇たわわ村瀬八千代
窓開くコーヒータイムの夏鶯村瀬八千代
初夏の湖やチーズケーキと珈琲と村瀬八千代
街は初夏句会の後の珈琲店村瀬八千代
緑陰の珈琲店の灯りかな村瀬八千代
珈琲の香にパンも飛び出す春の朝山下添子
父の日や砂場のそばに缶珈琲山下添子
珈琲店一人の席の新社員山下添子
珈琲園灼く地に豆のほろほろと山下添子
ロダン像珈琲一杯分の秋思山下添子
珈琲のトトロ笑へば山笑ふ山本美帆
テーブルにペンと句帳とアイスコーヒー山本美帆
珈琲に溶けゆく甘き春愁ひ山本美帆
鳥雲や首そらし飲む缶珈琲山本美帆
若夏の森の香りやモカ珈琲山本美帆
朧夜のトランジットの濃き珈琲和智安江
梅雨寒や珈琲つきのAンチ和智安江
嘘でしょう珈琲ゼリーに匙入れる和智安江
遠雷や珈琲館にカミュの本和智安江
珈琲から銀河の闇を語る友和智安江
春愁の心のままにコーヒー香る浅見百
縁かけたコーヒーカップに薺活け浅見百
ベランダにコーヒー育てうららけし浅見百
コーヒー豆産地は遠く燕来る浅見百
禁煙や珈琲入れて我慢する浅見百
新人や駅にコーヒー立飲みぬ安達英子
畦塗るや缶コーヒーを脇におき安達英子
子雀の軒に寄りくる朝のカフェ安達英子
練供養コーヒー好きの君生れぬ安達英子
珈琲に言葉の棘ぬく夜なべかな安達英子
入学す食削りては珈琲店あべあつこ
ガンジスに霞む遺体や珈琲濃しあべあつこ
パリ余寒珈琲干して子と別るあべあつこ
コーヒーかビールか未だ暮れかぬるあべあつこ
珈琲に倦みてひらひら金魚かなあべあつこ
深煎りの珈琲淹れて花は葉に新木孝介
珈琲にウィスキー垂らし牡丹散る新木孝介
薔薇赤くコーヒーカップに金の匙新木孝介
無愛想にコーヒー出されアマリリス新木孝介
コーヒーはブラックで飲む雲の峰新木孝介
春愁ひドリップの泡数へたり五十嵐孝子
珈琲を飲みほしてなほ春の虹五十嵐孝子
豆を挽くガリガリガリと春の雷五十嵐孝子
二杯目の珈琲空に桜桃忌五十嵐孝子
珈琲をアールグレイに変へて初夏五十嵐孝子
珈琲濃し水木の花の白眩し石井圭子
わがための珈琲を挽く久女の忌石井圭子
婿殿の入れるコーヒー春の宵石井圭子
珈琲のミルクの渦や春惜しむ石井圭子
珈琲豆床にこぼれるみどりの日石井圭子
逃げ水は追はず珈琲熱くする岩淵喜代子
珈琲で己を慰めゐる四月岩淵喜代子
珈琲のあとは徒歩にて薔薇園へ岩淵喜代子
百千鳥コーヒーカップの底見えず岩淵喜代子
磯巾着珈琲色のものを吐く岩淵喜代子
冷めゐたる珈琲啜る多喜二の忌宇陀草子
珈琲の香に立ち止まる二月尽宇陀草子
朝刊とパンと珈琲山笑ふ宇陀草子
名水で淹れる珈琲西行忌宇陀草子
亀鳴くや夜の珈琲にミルク足す宇陀草子
鳥雲にコーヒー缶を蹴り上げる及川希子
ネット珈琲閉鎖要請月朧及川希子
花ミモザコーヒーそそぐ抹茶碗及川希子
コーヒーにケーキを選ぶ春の昼及川希子
しあはせはコーヒー香る春炬燵及川希子
珈琲のマグにアネモネ挿す朝に岡本惠子
幾度も珈琲色の揚羽来る岡本惠子
琺瑯の珈琲ポット桐の花岡本惠子
角砂糖一つ珈琲青嵐岡本惠子
武者飾祖父は湯呑で珈琲を岡本惠子
玄関に筍珈琲店は留守尾崎淳子
珈琲を飲むみな蜷のやうな貌尾崎淳子
珈琲や火口に落つる登山帽尾崎淳子
珈琲缶ごとりと出でて西日濃し尾崎淳子
珈琲の木を買ひ帰る星月夜尾崎淳子
暖かき缶珈琲をポケットに鬼武孝江
母の日に珈琲ルンバ口遊む鬼武孝江
蔦若葉半世紀巻く珈琲店鬼武孝江
時の日にサイフォンを聴く珈琲店鬼武孝江
夏シャツに珈琲染ませ帰る人鬼武孝江
珈琲の豆挽くにほひ青き踏む河邉幸行子
缶コーヒー受け取る白き夏手袋河邉幸行子
珈琲の味を覚えて進級す河邉幸行子
バルコニーの青垣コーヒーの冷めやすく河邉幸行子
珈琲を淹れ夕焼に乾杯す河邉幸行子
朧夜の生クリーム入り缶珈琲川村研治
珈琲の時間ひろがる春の雨川村研治
愛鳥週間缶珈琲を携へて川村研治
珈琲の哲学青葉若葉かな川村研治
伯剌西爾の珈琲豆や夜の秋川村研治
珈琲はケニアと決めて浅き春木佐梨乃
浅き春酸味の効かせたる珈琲木佐梨乃
冷珈琲寝汗のだるさ吹き飛ばす木佐梨乃
水出しの珈琲淹れて夏迎ふ木佐梨乃
珈琲の苦き湯気たつスキー小屋木佐梨乃
白雨きて珈琲の香のゆき止る木津直人
珈琲は必ず冷めてサンダルなし木津直人
珈琲の背後は木下闇ばかり木津直人
立ち上るための珈琲尺取虫木津直人
珈琲に初夏の木が押しよせる木津直人
山村のコンビニのカフェ鳥の日に栗原良子
深煎り珈琲難なく挽けてはつなつ来栗原良子
大南風沸音まだらのコーヒー機栗原良子
さみだるる旅先の珈琲豆を解く栗原良子
ベントサイズコーヒー抱へて入梅す栗原良子
エヴァンスのジャズを聴く秋珈琲時間兄部千達
水出しの珈琲を作りし仲夏かな兄部千達
若葉寒公園で珈琲飲みにけり兄部千達
引き籠り珈琲ゼリー作りに励みて兄部千達
雪の朝珈琲の香を嗅ぐ静寂かな兄部千達
春寒し缶珈琲をポケットに小塩正子
春逝くや珈琲店は休業中小塩正子
気に入りの珈琲カップに汲む新茶小塩正子
夏夕べ珈琲牛乳のラッパ飲み小塩正子
珈琲付き今日のランチは鯖味噌煮小塩正子
珈琲や窓に切取る八重桜西方来人
挽く珈琲はアメリカン春深し西方来人
珈琲店五月の風を入れにけり西方来人
珈琲を啜るローマは遠し薔薇は濃し西方来人
若葉風リュックに詰める缶珈琲西方来人
珈琲の香り膨らむ春燈佐々木靖子
目の笑ふマスクのひとよ珈琲館佐々木靖子
珈琲に一家言ありパナマ帽佐々木靖子
竹籠にコーヒーポット茄子植ゑる佐々木靖子
捨つるとき珈琲にほふマスクかな佐々木靖子
「可否館」の珈琲流儀春薫る島 雅子
珈琲の湯気のふはふは新樹光島 雅子
愛鳥日森のコーヒー豆を挽く島 雅子
明易のコーヒールンバモカマタリ島 雅子
アイスコーヒー氷少なめ以前以後島 雅子
珈琲にひとひらの花漂へり島崎正彦
ご褒美は珈琲牛乳運動会島崎正彦
珈琲を呑み干すまでの花盛り島崎正彦
深煎りの珈琲の香雪催島崎正彦
裸木にそつと当てたる缶珈琲島崎正彦
五月晴れ二人でランチに珈琲館志村万香
穂高岳五月の空と珈琲館志村万香
一杯の珈琲館にて藤の花志村万香
八重桜珈琲館にて零れ降る志村万香
五月尽空透けて見る珈琲館志村万香
珈琲で染めしシャツ着て春の野へ 新沢しん子
珈琲ミル囀り止めぬやうに挽く新沢しん子
長閑さにうかうか珈琲溢れさす新沢しん子
コーヒーは恋の妙薬風光る新沢しん子
夏雲湧き鷗に餌やる珈琲館テラス新沢しん子
料峭や地下の珈琲館より出でしとき末永朱胤
春爛漫珈琲といふ苦き液末永朱胤
珈琲店を出てまた珈琲店に入る黄金週末永朱胤
落魄や珈琲の黒薔薇の紅末永朱胤
珈琲館に来て晩夏の我を置きにけり末永朱胤
来客は珈琲飲めぬと桜桃忌鈴木統子鈴木統子
新緑に飽き珈琲の黒を飲む鈴木統子鈴木統子
河童忌や苦き珈琲持て余し鈴木統子鈴木統子
夏の日や珈琲の黒に隠れをり鈴木統子鈴木統子
夏の日や珈琲淹れて夜を待つ鈴木統子鈴木統子
珈琲苗植ゑて母国を遠くせり鈴木まさゑ
唇に残る珈琲花疲鈴木まさゑ
初夏や君投げくれし缶コーヒー鈴木まさゑ
ホットコーヒー飲み炎天の人となる鈴木まさゑ
大夕立たちまち消ゆる珈琲園鈴木まさゑ
缶珈琲姉妹で夜釣はなやかに高橋寛治
珈琲まろし百足の歩く宿の朝高橋寛治
珈琲の香ゆるく移ろひ花曇高橋寛治
珈琲の香の強く満ち龍天に高橋寛治
無伴奏珈琲添へていちごパフェ高橋寛治