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懸垂や積乱雲にぶら下がる末永朱胤
懸垂を終へ下闇に戻りけり末永朱胤
懸垂や真夏の部屋を留守にして末永朱胤
懸垂の影も懸垂大西日末永朱胤
懸垂の十回目には夕焼け雲末永朱胤
懸垂を競ひし後のソーダ水鈴木まさゑ
荒神輿さつき懸垂してた人鈴木まさゑ
懸垂も太極拳も甚平着て鈴木まさゑ
懸垂のできない同士蝉時雨鈴木まさゑ
懸垂の諸手八月十五日鈴木まさゑ
朝焼けに母音はひとつ懸垂す高橋寛治
懸垂や夏の駅見ゆ水平線高橋寛治
水平線懸垂二人大夕焼け高橋寛治
懸垂や顎に染み入る蝉時雨高橋寛治
空蝉のまだ柔らかく懸垂す高橋寛治
懸垂の一回きりや雲の峰武井伸子
懸垂の天地に吊られ大夕焼武井伸子
懸垂の上下してゐる夏の山武井伸子
暗がりに懸垂の子や盆踊武井伸子
懸垂の少年ひとり法師蝉武井伸子
懸垂の汗の男の亜空間谷原恵理子
父見せる懸垂見てる大向日葵谷原恵理子
末つ子の懸垂終はらぬ秋日傘谷原恵理子
食券はポケット懸垂まだできぬ谷原恵理子
後ろ向きな日の懸垂の後夕焼谷原恵理子
十字懸垂ペガサスを追ひかけて田中美佐子
宿題の懸垂蟻の巣を見てをりぬ田中美佐子
懸垂の鎖骨の昏さ蝉時雨田中美佐子
十字懸垂汗の目を閉ざし田中美佐子
とんぼうの絢爛懸垂のやうに田中美佐子
懸垂にひぐらしの声とどきたる近本セツ子
懸垂の細きくるぶし秋の虹近本セツ子
懸垂に見ゆる山窪蕎麦の花近本セツ子
放課後や懸垂の子に小鳥来る近本セツ子
懸垂のあとてのひらに黒葡萄近本セツ子
七十路や懸垂もする汗もかく千葉隆
体育祭十字懸垂晴舞台千葉隆
竿灯のひとつひとつが懸垂され千葉隆
終戦忌懸垂幕の色あせて千葉隆
懸垂や吊り革揺れる盆休み千葉隆
懸垂をしてる父子や夏燕豊田静世
十字懸垂蝉の声ぴたり止む豊田静世
岩壁の懸垂下降岩躑躅豊田静世
引力を止める懸垂玉の汗豊田静世
部活の子競ふ懸垂巣立ち鳥豊田静世
猿酒に酔ひしれまた懸垂す中﨑啓祐
バレリーナ懸垂軽く秋日和中﨑啓祐
ジャコメッティ懸垂にうむ秋の園中﨑啓祐
懸垂をしくじり蛙落つる池中﨑啓祐
懸垂に新生賭けし空蝉よ中﨑啓祐
古希にして懸垂五回涼新た中島外男
父と子の懸垂くらべ大夕焼け中島外男
朝凪や先づは懸垂老夫婦中島外男
所在なく懸垂するや夜の秋中島外男
親子猿の懸垂下降夏の朝中島外男
懸垂の我が身の軽き九月かな服部さやか
懸垂の人みな落ちて体育祭服部さやか
懸垂の度に近づく天の川服部さやか
万緑の空を斜めに懸垂す服部さやか
懸垂の腕にみなぎる秋気かな服部さやか
懸垂やみるみる増える赤とんぼ浜岡紀子
明易し夢に懸垂してをれば浜岡紀子
懸垂の手をそそのかす柘榴の実浜岡紀子
澄みに澄む空懸垂の一呼吸浜岡紀子
懸垂を独り励むや秋の声浜岡紀子
懸垂がいま一大事青ぶだう浜田はるみ
懸垂や栗の花より眩暈来る浜田はるみ
懸垂のラスト夕焼の裏のぞく浜田はるみ
懸垂の少年夏の終はりけり浜田はるみ
懸垂の空を傾け鷹渡る浜田はるみ
懸垂を祖父と孫とで競ふ夏深澤文子
懸垂で筋肉痛や今朝の秋深澤文子
懸垂とチャスラフスカとチェコの秋深澤文子
白南風懸垂の疲れ連れ去りぬ深澤文子
久しぶり懸垂験す秋の夕深澤文子
引力に遊ばれ夏の懸垂す牧野洋子
十一やザイルゆらゆら懸垂下降牧野洋子
懸垂下降落石音をクレバスに牧野洋子
懸垂下降果て足元の薄雪草牧野洋子
懸垂下降見上げる夏の一の倉牧野洋子
大空へ懸垂されたし蜘蛛の糸三島やよい
万緑の山に懸垂那智の滝三島やよい
さうめんの懸垂さばく晴れ男三島やよい
夏夕日懸垂一度も成さざりき三島やよい
隣家よりノウゼンカズラ懸垂す三島やよい
懸垂に飽きて夕焼けの道帰る宮本郁江
懸垂は父の日課や雲の峰宮本郁江
夏空や懸垂の子の力瘤宮本郁江
弟と懸垂競ふ夏休み宮本郁江
七夕や懸垂五回出来るやう宮本郁江
懸垂を競ふ緑陰チャイム鳴る村瀬八千代
スキップの白靴懸垂始めけり村瀬八千代
懸垂の手に赤い錆大夕焼村瀬八千代
ひまはりや懸垂五回出来たころ村瀬八千代
懸垂の子の背にエール法師蝉村瀬八千代
懸垂で覗く一瞬小鳥の巣山下添子
懸垂の次々出来て夏の雲山下添子
柄長鳴きつづけ懸垂をいつまでも山下添子
懸垂の鉄棒熱し昭和の日山下添子
着ぶくれて懸垂をする夕まぐれ山下添子
岩壁の懸垂下降鳥帰る和智安江
走り来て懸垂五回裸足の子和智安江
懸垂の出来ぬ子一人夏終る和智安江
霧の中一人黙して懸垂す和智安江
羽化終へてなほも空蝉の懸垂和智安江
懸垂や蟷螂生まる様を見る浅見 百
早朝に懸垂する老人居て浅見 百
戦死者も子供の時は懸垂した浅見 百
蜘蛛の囲に懸垂好きな主かな浅見 百
競ひ合ふ懸垂の子等の玉の汗浅見 百
盆の僧ひよいと懸垂はじめをりあべあつこ
懸垂を見下ろしてゐる鴉の子あべあつこ
くちなはは好き懸垂は嫌ひなりあべあつこ
父の日の父に懸垂してもらふあべあつこ
復興の懸垂幕へ凌霄花あべあつこ
懸垂や地から足浮く秋うらら新木孝介
懸垂や秋空すこし引寄せん新木孝介
懸垂の枝先の柿まだ青し新木孝介
懸垂や力の尽きて木の実落つ新木孝介
懸垂の重き身体や秋深し新木孝介
懸垂を極めて待つや休暇明け五十嵐孝子
懸垂をできず老年桐一葉五十嵐孝子
懸垂十回少年の夏休み五十嵐孝子
糸瓜棚懸垂の如整列す五十嵐孝子
台風来懸垂曲線観覧車五十嵐孝子
朝顔を数へ懸垂一回だけ石井圭子
ばたばたと懸垂幕や西日中石井圭子
懸垂を一分我慢揚花火石井圭子
懸垂を諦め蟻の列に会ふ石井圭子
懸垂ややらぬと決めた原爆忌石井圭子
懸垂の子が消えてゐる青嵐岩淵喜代子
懸垂の手が熱くなる旱星岩淵喜代子
彦星へ懸垂線を辿りゆく岩淵喜代子
日と月と帰燕を繋ぐ懸垂線岩淵喜代子
懸垂の鉄棒霧に濡れてゐる岩淵喜代子
ひばり野に懸垂下降繰り返す宇陀草子
錐揉みに懸垂下降竹落葉宇陀草子
尺取の懸垂をして移りけり宇陀草子
噴水の懸垂下降無邪気なり宇陀草子
滴りの懸垂下降序列あり宇陀草子
甲子園へ懸垂幕の下がる夏及川希子
懸垂の落下に耐へて玉の汗及川希子
懸垂の出来て見上げる鰯雲及川希子
蜘蛛の子を四方に散らす懸垂線及川希子
夕焼けて懸垂競ふ部活の子及川希子
懸垂の子へ夏空の碧さかな大豆生田伴子
懸垂の少年汗の力瘤大豆生田伴子
懸垂の腕ふるへつつ耐へて汗大豆生田伴子
懸垂の目標達しかき氷大豆生田伴子
懸垂の汗の身風に放ちけり大豆生田伴子
行く秋の皆跳んでゆく懸垂線岡本惠子
木偶の紐懸垂線に霧の町岡本惠子
懸垂の両腕の空雁の棹岡本惠子
座禅の人懸垂の人土用照り岡本惠子
月光を掴みて男懸垂す岡本惠子
懸垂の少年全身夕焼くる尾崎淳子
懸垂式モノレール盆の町過ぎぬ尾崎淳子
懸垂の身体一本汗しづく尾崎淳子
どうしてもできぬ懸垂荻の花尾崎淳子
生涯に懸垂二回星流る尾崎淳子
長き夜懸垂下降流星群鬼武孝江
溢れ蚊をじつと目で追ふ懸垂線鬼武孝江
葡萄棚みな懸垂にぶら下がり鬼武孝江
懸垂にブルーインパルス秋天の鬼武孝江
天高し一気に降りる懸垂幕鬼武孝江
懸垂の授業参観青芒河邉幸行子
懸垂を足掛りとす雲の峰河邉幸行子
遠花火懸垂の子の力瘤河邉幸行子
懸垂のシーソーあそび晩夏光河邉幸行子
懸垂の続く色なき風の中河邉幸行子
叫びたきときは懸垂大西日川村研治
懸垂の後の脱力夏の月川村研治
懸垂や四万六千日の空川村研治
懸垂や八月がまたやつてくる川村研治
珊瑚樹の実や懸垂疲れして川村研治
懸垂の彼方に生れし積乱雲木佐梨乃
懸垂は真夏の微熱雲生れる木佐梨乃
冷茶漬け喰らうて懸垂三回分木佐梨乃
懸垂をしそこねたのは汗のせい木佐梨乃
懸垂式モノレールいざ夏海へ木佐梨乃
秋空に千の腕あり懸垂す木津直人
懸垂の両手会はざるまま霧に木津直人
懸垂の目に夕霧のながれこむ木津直人
懸垂はさびしくないか蛇苺木津直人
懸垂の隣は空地涼至る木津直人
片隅で懸垂二十し運動会栗原良子
夏山の懸垂下降無為のごと栗原良子
夏夕べ劇待つ間懸垂幕栗原良子
初秋や懸垂鉄道空わたる栗原良子
今一つ懸垂すべし今朝の秋栗原良子
懸垂の拳に掴む蝉時雨小池玲子
日盛りの樹陰に男懸垂す小池玲子
懸垂の背中にハート型の汗小池玲子
懸垂を競ひ合ふ子ら虹立てり小池玲子
懸垂やひらりと掴む秋の鉄小池玲子
蝦蛄釣りや懸垂の如ぶら下がり兄部千達
寒昴目で探しつつ懸垂す兄部千達
氷壁を懸垂をして登りけり兄部千達
懸垂する如懸大根してをり兄部千達
新糸に釣り下がる如懸垂や兄部千達
懸垂や汗の滴る力こぶ小塩正子
目標は懸垂十回夏休み小塩正子
懸垂や筋肉自慢日焼けの子小塩正子
懸垂や力の尽きし吊し柿小塩正子
懸垂のしなふ鉄棒秋の空小塩正子
懸垂や両脇抜ける稲穂風西方来人
登山靴懸垂下降繰返す西方来人
懸垂の頭ぴよこぴよこ天高し西方来人
爽やかに十字懸垂決まりけり西方来人
月明り懸垂習ふ男の子かな西方来人
懸垂の手を離すとき朴の花島 雅子
懸垂に森青ガエル畏まる島 雅子
懸垂のまなこの裏に流れ星島 雅子
懸垂の猫の枝にも風は秋島 雅子
シニア用楽な懸垂小鳥くる島 雅子
「必勝」の懸垂幕や球春来島崎正彦
雲の峰背に兄弟の懸垂す島崎正彦
懸垂の兄弟大小玉の汗島崎正彦
懸垂や母のかざせる洋日傘島崎正彦
新緑を懸垂電車駆け抜ける島崎正彦
懸垂や見えぬ黒百合みえるかな志村万香
転た寝の懸垂のまねやつてみる志村万香
一回の懸垂で見る枯れ木槿志村万香
懸垂を生きる気力に夏の空志村万香
懸垂の力及ばず夏椿志村万香
鴨居にて懸垂風吹くバルコニー新沢しんこ
懸垂の背より生まるる鬼やんま新沢しんこ
懸垂ができて丈夫で夏休み新沢しんこ
懸垂の筋力透かす汗の滲み新沢しんこ
懸垂が日課となりぬこの夏は新沢しんこ