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第65回全身第66回回転第67回 第68回
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秋澄むや全身使ひタクト振る鈴木まさゑ
全身を正して風を聴く墓参鈴木まさゑ
全身で踏み出す一歩小鳥来る鈴木まさゑ
放たれて全身風となりし鷹鈴木まさゑ
全身をくの字に折りて咳の人鈴木まさゑ
蟷螂の全身過敏神経症高橋寛治
泥牛蒡ごろり全身嗤ひ皺高橋寛治
全身にスイッチ入り新走り高橋寛治
虫の音に全身浸り異界のへり高橋寛治
潔し全身全て自然薯に高橋寛治
全身で水音を聞き秋惜しむ武井伸子
全身を山にあづけて零余子引く武井伸子
全身に風の融けゆく暮の秋武井伸子
全身を銀杏黄葉の降る中に武井伸子
梟の全身夜をたたみけり武井伸子
全身で怒る芋虫豊の秋田中美佐子
こすもすや介護ロボットに全身田中美佐子
鰡飛んで東京湾に全身田中美佐子
切株の全身おもふ小六月田中美佐子
肩の軋みや青首大根の全身田中美佐子
思ひつめる色全身に菊人形谷原恵理子
全身の重さに雨や白葡萄谷原恵理子
信じられる男全身着膨れて谷原恵理子
祭馬全身緋色巴里祭谷原恵理子
全身痛し松島の夕冷えびえと谷原恵理子
はればれと全身で散る銀杏黄葉近本セツ子
枯はちす僧の全身映りゐる近本セツ子
全身に星降るやうに樗の実近本セツ子
全身の骨に勤労感謝の日近本セツ子
大和国中全身で狐啼く近本セツ子
全身で暴れ太鼓の夏祭り千葉隆
全身で蜻蛉目掛けて猫が跳ぶ千葉隆
秋の陽を全身で受け深呼吸千葉隆
全身の気力失ふ台風禍千葉隆
年迫る全身で泣く赤子かな千葉隆
黄蝶ペア全身秋の風と舞ふ同前悠久子
常夏のバリ島全身で打つパター同前悠久子
舞台には全身揺れ冬のヴァイオリン同前悠久子
全身を九月のCTに委ねをり同前悠久子
全身に纏ひたき色春の海同前悠久子
初音かな全身耳としてをりぬ豊田静世
全身を緩めて気功神の留守豊田静世
全身全霊込める行者や冬安吾豊田静世
フィギュアのジャンプ全身独楽となりぬ豊田静世
全身を支へし爪や蝉の羽化豊田静世
全身の怒り固める鵙の贄中﨑啓祐
全身を鯱こ張らせる秋叙勲中﨑啓祐
骨の浮く全身軽し秋袷中﨑啓祐
全身に蜘蛛の刺青女郎花中﨑啓祐
全身の汗踊り子の撥ねる足中﨑啓祐
全身の力を抜いて海月浮く中島外男
蜘蛛の囲の蠅全身であがきをり中島外男
全身で蕎麦打つ父の手のさばき中島外男
秋霖や全身汗の太極拳中島外男
綿虫よ全身風に任せをり中島外男
月光を浴ぶ全身を床に投げ中田恵支子
全身を干す爽やかな風に干す中田恵支子
風に蓑虫全身を耳として中田恵支子
深秋の道全身の影を曳き中田恵支子
前転の全身丸め冬に入る中田恵支子
全身に日の降り注ぐ枯野かな服部さやか
全身の一気に暗く鶏頭花服部さやか
綿虫やその全身の不確かさ服部さやか
全身の闇に浮かびし焚火かな服部さやか
全身に星が穿たれオリオン座服部さやか
寒林に立つや全身影のごと浜岡紀子
狐火や花嫁全身白づくめ浜岡紀子
全身に火のつきさうな冬紅葉浜岡紀子
人ごみに全身あづけ酉の市浜岡紀子
全身を耳にあつめる霜の夜浜岡紀子
全身で空へ背高泡立草浜田はるみ
芋虫の肥えて全身丸み帯ぶ浜田はるみ
全身を畳みきれずに秋の蛇浜田はるみ
虫の音に全身浸す島の夜浜田はるみ
全身のガラスの匂ひ蝶凍つる浜田はるみ
全身を鞠のごとくの幼児冬深澤文子
息白し全身で追ふ玉白し深澤文子
全身をアクアビクスでほぐしをり深澤文子
ラグビーや全身ぶつけ夢を追ふ 深澤文子
冬の雲箒に乗せる全身を深澤文子
全身で大地をつつくつくしんぼ牧野洋子
全身で鳴かぬ蟋蟀ゐるらしい牧野洋子
月白や全身で立つ秋田杉牧野洋子
堅香子や花びら反らすとき全身牧野洋子
全身の毛を逆立てて猫の恋 牧野洋子
病癒え全身秋陽にさらしをり三島やよい
小春日に全身ゆるくほどきけり三島やよい
足裏から全身に満つ寒さかな三島やよい
全身に号令小寒に向かふ三島やよい
一歩二歩全身支へて冬支度三島やよい
全身で紋白蝶の羽化終る宮本郁江
スコールに全身濡れて猫帰る宮本郁江
全身に斑模様の山椒魚宮本郁江
全身が怒りの姿勢いぼむしり宮本郁江
全身でラグビーボール抱へる子宮本郁江
"百歳へ軽し全身石蕗の花村瀬八千代
全身のトライ歓喜のラガーかな村瀬八千代
心臓の鼓動全身冬構村瀬八千代
鬼の子の全身全霊風の中村瀬八千代
全身に募る後悔冬の月 村瀬八千代
鯥五郎と全身泥の子供たち山下添子
岩清水ほぼ全身にゆきわたる山下添子
尺蠖の全身枝に成りすます山下添子
赤い羽根を胸に全身黒づくめ山下添子
全身に力満ちけり割柘榴山下添子
片蔭に全身を置き海光る和智安江
全身を細くして入る芒原和智安江
全身の枯れきつてゐる蟷螂の目和智安江
全身を耳目となすや猟夫の黙和智安江
全身麻酔しきりに雪の降つてゐる和智安江
全身のタトウ気になり穴惑ひ浅見百
全身を一本で生き抜く木賊です浅見百
全身に主体性無き新豆腐浅見百
全身で大太鼓打つ秋祭り浅見百
うすら寒静脈注射全身に浅見百
コスモスや児は全身でぶつかり来あべあつこ
秋風や全身泪壷となりあべあつこ
真向かひて全身で立つ芒原あべあつこ
全身にシャワー全開ふと愁思あべあつこ
全身を肉弾としてラガーマンあべあつこ
コスモスや児は全身でぶつかり来新木孝介
秋風や全身泪壷となり新木孝介
真向かひて全身で立つ芒原新木孝介
全身にシャワー全開ふと愁思新木孝介
全身を肉弾としてラガーマン新木孝介
全身で拗ねて大泣き秋深し五十嵐孝子
跳び箱を全身で跳ぶ秋麗五十嵐孝子
全身で抗ふ老犬こぼれ萩五十嵐孝子
全身で指揮する影や後の月五十嵐孝子
全身の着ぐるみ脱ぎてクリスマス五十嵐孝子
全身の影をかぶせて蟻を追ふ石井圭子
ウィンドウに全身写るクリスマス石井圭子
全身に睡魔ひたひた冬日和石井圭子
露天湯に全身ゆるぶ法師蝉石井圭子
全身で声出す少年寒稽古石井圭子
月光の全身鷹として傾ぐ岩淵喜代子
爽やかや全身で聴く海の音岩淵喜代子
芒原陽に全身をさらしけり岩淵喜代子
全身をそらして掴む烏瓜岩淵喜代子
全身に枯野の音を引き寄せる岩淵喜代子
男二人全身で打つ盆太鼓宇陀草子
全身を震はせ息衝く法師蝉宇陀草子
蛇穴に入る全身を縮めけり宇陀草子
全身を伸ばし干し柿吊るしけり宇陀草子
大根引く地に全身の力込め宇陀草子
夕焼けを全身に浴び野球果つ及川希子
全身で甘え来る犬大西日及川希子
タックルに全身込めて秋の夜及川希子
葉牡丹や全身で舞ふ四回転及川希子
全身の震へ止まらず火事現場及川希子
全身を丸め冬瓜またがれぬ岡本惠子
からつ風全身の骨杖にして岡本惠子
全身を風にあづけて稲の花岡本惠子
七竃赤子全身くるまれて岡本惠子
化かされたやうだ全身草虱岡本惠子
全身で割りて夕日の大南瓜尾崎淳子
行く秋や全身空を恋ふポプラ尾崎淳子
全身で詫ぶるごとくに冬怒涛尾崎淳子
狼の全身骨格日短尾崎淳子
全身で雪掻いてをり大旦尾崎淳子
全身で君は手を振る荻の風鬼武孝江
コスモスや全身揺らしフラダンス鬼武孝江
笹鳴や全身に沁む子の情鬼武孝江
全身を鏡に映し冬の色鬼武孝江
積雪に全身投げて大笑ひ鬼武孝江
全身を解きて菊人形菊に河邉幸行子
蟷螂の全身全霊枯れてをり河邉幸行子
全身のむかふ恐竜冬に入る河邉幸行子
全身を傾け目敏き尾白鷲河邉幸行子
全身をつらぬき泣くや七五三河邉幸行子
ががんぼの全身重さなかりけり川村研治
全身を入れて芒の国をゆく川村研治
全身が点線となる流れ星川村研治
機関車の全身黒し昭和の冬川村研治
梟の睡る全身すこやかに川村研治
緑色の全身タイツはハロウィン用木佐梨乃
全身のコーデ見直す聖夜前木佐梨乃
全身をゆつくり遣ふ寒稽古木佐梨乃
全身は燦めく水面ラムネ飲む木佐梨乃
春めいて鏡に映す我が全身木佐梨乃
緑色の全身タイツはハロウィン用木津直人
全身のコーデ見直す聖夜前木津直人
全身をゆつくり遣ふ寒稽古木津直人
全身は燦めく水面ラムネ飲む木津直人
春めいて鏡に映す我が全身木津直人
緑色の全身タイツはハロウィン用栗原良子
全身のコーデ見直す聖夜前栗原良子
全身をゆつくり遣ふ寒稽古栗原良子
全身は燦めく水面ラムネ飲む栗原良子
春めいて鏡に映す我が全身栗原良子
全身をくねらす鱒の釣り心地兄部千達
全身で軽鴨の子親を追ひ兄部千達
全身で昆布搔き獲る北の浜兄部千達
全身で工夫してゐる冬構へ兄部千達
全身を布で擦りぬ霜夜かな兄部千達
霾るや象は全身砂の色小塩正子
青嵐全身揺らしタクト振る小塩正子
全身で奏でる調べ虫の秋小塩正子
千歳飴の全身の丈を持て余す小塩正子
全身で身振り手振りや村芝居小塩正子
霾るや象は全身砂の色西方来人
青嵐全身揺らしタクト振る西方来人
全身で奏でる調べ虫の秋西方来人
千歳飴の全身の丈を持て余す西方来人
全身で身振り手振りや村芝居西方来人
全身を覆ふ黒衣や秋の蝶佐々木靖子
全身に草虱付け犬帰る佐々木靖子
全身を放り込みたき草紅葉佐々木靖子
全身の衰へあらは柳散る佐々木靖子
全身を耳にして聞く夜の木の実佐々木靖子
火祭の全身でぶつかつてきた男島雅子
全身麻酔消されゆく間を曼珠沙華島雅子
全身をうつす鏡や小鳥くる島雅子
全身を絞る号泣冬柏島雅子
瞑目の全身で聴く枯の音島雅子
全身が運動神経恋の猫島崎正彦
十七文字全身全霊カンナ咲く島崎正彦
全身で歌ふアリアや百日紅島崎正彦
全身に霊気の充つる今朝の秋島崎正彦
ザンパノは全身で泣く神無月島崎正彦
全身に震へて咲いた鳳仙花志村万香
震へても全身でたつ老いの犬志村万香
さはさはと全身で咲く酔芙蓉志村万香
秋薔薇や全身で咲き匂ふかな志村万香
全身の力絞りて貴船菊志村万香
全身で怒る少女よ秋暑し新沢しんこ
全身をふたつ折りにし木賊刈る新沢しんこ
全身の重さを乗せて南瓜切る新沢しんこ
全身を夕日に染め上げ林檎剥く新沢しんこ
露けきは鏡の中の我が全身新沢しんこ
秋冷に覚め全身を取り戻す末永朱胤
全身の力目にある菊人形末永朱胤
猪斃れただ全身のありにけり末永朱胤
全身を十一月に置いてみる末永朱胤
虚空より鶴の全身降り立ちぬ末永朱胤