本誌は4月(春号)、7月(夏号)、10月(秋号)、1月(冬号)に発行する俳句同人誌です。年間購読のご希望は3,000円を郵便振替 00150-8-85254「ににん発行所」宛に住所、氏名、郵便番号、電話番号を明記してお振り込みください。現在発行している号より一年分を順次お送りいたします。
ご不明な点はににん発行所までお問い合わせください。

過去の目次

0号〜40号41号〜最新号

ににん 46号 2012年4月1日 発行
物語を詠む『風の盆恋歌』2伊丹竹野子
物語を詠む『火車』2石井圭子
俳句ににん集6服部さやか 他
 さざん集18西田もとつぐ 他
ミニエッセイ火・灯の祀り30中村善枝
島崎正彦
四宮暁子
辻村麻乃
山城秀之
牧野洋子
連載評論『歩く人・碧梧桐』最終章32正津勉
連載評論『わたしの茂吉ノート』36田中庸介
連載評論『この世にいなかった石鼎』42岩淵喜代子
吟行燦燦遊行寺歳末行事「一つ火」48浜田はるみ
エッセイ俳句の風景4栗林浩
火・燈の季語集43 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
復興の記録表3四宮暁子
編集後記52*
表紙絵*尾崎じゅん木

●編集後記 四十六号●


(象潟や雨に西施がねぶの花)と詠む芭蕉が訪れた象潟は海だった。しかし、文化元年(一八〇四)の地震によって土地が隆起してしまい、現在は陸の松島と呼ばれている。今から二百年ほど昔のことだとするとそんなに遠い話ではない。当時の惨事がどんなものだったか聞いたことがない。そんな風に昨年の東日本大震災の話も何時か風化してしまうのだろうか。

清水さんの巻頭エッセイはこの号は休載。

四十六号には附録が挟んである。名付けて「雁の玉章」とした。現在の雑誌の方針は変えたくないのだが、「ににん」には散文の名手もたくさんいる。「雁の玉章」は言わば「ににん」のクラブ活動のようなものである。希望者はどなたでも参加できるので、お問い合わせください。(喜代子)

▼「火・灯」の季語集
「塞灯焼」「初灯」「初灸」「初火事」「窯始め」「鞴始」「鍛冶始」「太宰府天満宮の鬼すべ」「鬼会」「山焼」「野焼」「畑焼く」「畦焼く」「芝焼く」「畦火」「二日灸」「雁風呂」「春燈」「春の炉」「春暖炉」「暖炉納む」「春炬燵」「炬燵塞ぐ」「炉塞」「薪能」「御灯祭」「鳥羽火祭」「修二会」「浦佐の堂押」「万燈祭」「磯竃」「磯焚火」「初稲光」「嵯峨の柱炬」「炎ゆ」「雷」「炎天」「鎮火祭」「蚊遣」「虫篝」「誘蛾灯」「虫送り」「鵜飼」「川狩」「夜焚き」「烏賊釣り」「花火」「踊り」「野外演奏」「ナイター」「三井寺の札焼き」「夜光茸」「館林手筒花火大会」「夜店」「佞武多」「竿灯」「「百八燈」「七夕絵灯篭祭」「万灯供養」「百八燈(投げ松明)」「迎え火 精霊火 送り火流灯」「地蔵会」「千灯供養」「大文字」「金魚提灯」「手筒まつり」「キャンプファイヤー」「夜振り」「夜焚き」「白浜海女まつり」「吉田の火まつり」「ナイター」「あばれ祭り」「蚊遣り」「虫篝」 「誘蛾灯」「蒼朮を焼く」「走馬灯」「岐阜提灯」

▼「物語を詠む」の作品現在リスト
『闇の絵巻・梶井基次郎』『この子を残し・永井隆』『寒灯・西村賢太』『ロンリーウーマン・高橋たか子』『風の盆恋歌・高橋 治』『カチカチ山・日本昔話』『明日・井上光晴』『父と暮らせば・井上ひさし』『黒い雨・井伏鱒二』『火の魚・室生犀星』『金閣寺・三島由紀夫』『大都会の夜(パリ、ロンドン、ベルリンー夜の文化史)・ヨアヒム・シュレーア』『戦火の馬・マイケル・モーパーゴ』『ガラスのうさぎ・高木敏子』『鬼火の唄・吉屋信子』『鬼火・横山光輝』『鬼火・横溝正史』『蒼い鬼火・団鬼六』『焚火の終わり・宮本輝』『稲むらの火・小泉八雲』『歌行燈・泉鏡花』『たき火・国木田独歩』『焚火・志賀直哉』

「火・灯がテーマの行事」の連作(十句)並びに「物語を詠む(二四句)」は随時受け付けております。

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日
 会場は高田馬場駅より徒歩二分の戸塚地域センター内・吟行・第三土曜日

▼「ににん」次回
 夏号・五月二十日締切り  (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)
 冬号・十一月二十日締切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/(二〇一二年度四十五号から四十八号まで)です。

●記事掲載●

▼岩淵喜代子
《超結社蕪村忌大会in京都》参加十二月二三日
『会津』二月号作品五句
『俳壇年鑑二〇一二年版』
「全国実力作家三〇〇人の秀句」
『俳句界』三月号 「現代俳句協会特集」
『俳句』四月号 選句の楽しみ
『俳句四季』三月号
   「今、もっとも思い出す俳人特集 原裕」
『雷魚』八九号 一〇句選

▼武井伸子
『俳句四季』五月号「わたしの吟行地」

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ににん 45号 2012年1月1日 発行
巻頭言過ぎにし我が家2清水哲男
句集特集長嶺千晶『白い崖』句集評4栗林浩
長嶺千晶『白い崖』句集評8坂本登
物語を詠む『ロンリー・ウーマン』10伊丹竹野子
俳句ににん集14西田もとつぐ 他
 さざん集24中村善枝 他
ミニエッセイ火・灯の祀り35岩淵喜代子 他
連載評論『わたしの茂吉ノート』36田中庸介
連載評論『歩く人・碧梧桐』41正津勉
連載評論第一句集『長子』から学ぶもの46長嶺千晶
ブログの転載原石鼎俳句鑑賞集50 
雁草57 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
俳句の風景58浜岡紀子
復興の記録表3四宮暁子
編集後記60*
表紙絵*尾崎じゅん木

●編集後記 四十五号●

▼災害記録
九月二十二日現在、死者一五八二二人・行方不明 三九二六人・避難者 七三二四九人。福島の原発処理には三十年が必要だと発表された。この期に及んでも原子炉廃棄の方針を政府は出していない。十月三十一日に世界人口は七十億人となった。
国内にある全五十四基の原発のうち、現在稼働しているのは十一基にとどまり、再稼働がなければ来春にはゼロとなる。それだと来夏には全国平均で九%、原発利用度の高い関西電力では二十%近い電力不足に陥ると試算されるというが、それに代わる対策をしてでも、やはり原発は中止の方向に行って欲しい。
昨年は異常な年だった。ににんにとっても異常な年だったようだ。一月からご親族を亡くしたという報告がつぎつぎと十月まで続いた。そのうえに上田禎子さんが突然亡くなった。そんなことも起るのだ、としみじみ生きてゆくことの危うさを感じた一年だった。災害も世界各国で続いた。一番新しいのはタイの洪水である。日本から進出した企業も操業不能の状態が続いている。(喜代子)

▼「ににん」次号の「火・灯」の季語
「塞灯焼」「初灯」「初灸」「初火事」「窯始め」「鞴始」「鍛冶始」「太宰府天満宮の鬼すべ」「鬼会」「山焼」「野焼」「畑焼く」「畦焼く」「芝焼く」「二日灸」「雁風呂」「春燈」「春の炉」「春暖炉」「暖炉納む」「春炬燵」「炬燵塞ぐ」「炉塞」「薪能」「御灯祭」「鳥羽火祭」「修二会」

3詭

▼特別作品掲載について
「火・灯の行事」の連作は十句(一ページ)
「物語を詠む」も火・灯を扱ったものに限りますが、リストに挙がって無いものをこころみるときには、問い合わせをしてください。リストも追々発表します。
小説で現在リストに挙がっているもの。
『闇の絵巻・梶井基次郎』『この子を残し・永井隆』『寒灯・西村賢太』『ロンリーウーマン・高橋たか子』『風の盆恋歌・高橋 治』『カチカチ山・日本昔話』『明日・井上光晴』『父と暮らせば・井上ひさし』『黒い雨・井伏鱒二』『火の魚・室生犀星』『金閣寺・三島由紀夫』『大都会の夜(パリ、ロンドン、ベルリンー夜の文化史)・ヨアヒム・シュレーア』

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日
 会場は高田馬場駅より徒歩二分の戸塚地域センター内)
 吟行・第三土曜日

▼「ににん」次回
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り  (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)
 冬号・十一月二十日締切り(発行一月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼今年度の俳句テーマ
 灯・火の季語を主題にしたもの。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/(二〇一一年度四十五号から四十八号まで)です。

●ににん関係の掲載●

▼岩淵喜代子
『俳句』十二月号 中西夕紀句集一句鑑賞
『俳句四季』十二月号季節の花エッセイ
『俳句四季』関森勝夫句集「一句鑑賞」
『俳句ウエップ』六十四号特集
「句作の上で念頭におくこと」
『俳句』一月号 原雅子句集一句鑑賞
『俳句』年鑑 二〇一一年の五句
『詩歌句』年鑑二〇一一年の五句
『俳句四季』三月号・もっとも思い出す俳人
          「原裕について」
「現代俳句協会通信部」今年度・選者

▼辻村麻乃
『俳壇』十月号 キネマ館

▼長嶺千晶
『俳句』年鑑 二〇一一年の五句
『俳句』一・二月号「新刊サロン―長嶺千晶の評する角川書店の新刊」執筆
『俳壇』十二月号「俳壇ワイド」作品七句
『現代俳句』作品十句
『星雲』十七号「星座探訪」執筆および「季節の作品」十二句

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ににん 44号 2011年10月1日 発行
巻頭言写真の日2清水哲男
句集特集伊丹竹野子『愛の花言葉366日』4川村研治
句集所感集8川村研治
物語を詠む『吉原十二月』10伊丹竹野子
 『向う側』12武井伸子
俳句ににん集14中村善枝 他
 さざん集24長嶺千晶 他
上田禎子特集ある筈のなき道36岩淵喜代子 他
連載評論『この世にいなかった俳人』40岩淵喜代子
連載評論『わたしの茂吉ノート』44田中庸介
連載評論『歩く人・碧梧桐』49正津勉
長嶺千晶句集受賞風景35 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
俳句の風景54武井伸子
復興の記録表3四宮暁子
編集後記56*
表紙絵*若山卓

●編集後記 四十四号●

▼災害記録
八月十一日(震災五ヶ月目)現在、八万人超が全国に避難、内四八、九〇三人が福島県外避難・死者一五、六八九人・不明者四、七四四人。欧州宇宙観測機関の人工衛星がとらえた南極では、東日本大地震で発生した津波により、氷山の一部(長さ九、五キロ、幅六、五キロ、厚さ八〇メートル)が流出。
震災当初から総理交替の声が激しく、ついに八月二九日に再選で野田佳彦が首相となる。

▼冬号四五号からの兼題について
十五周年までのににん集は「火と灯の季語」を集める企画に変更します。火または灯をテーマにしたものはどのくらいあるのか、この企画の中で集めて見たいとおもいます。火・灯はかなり許容範囲を広げておきます。
追々、その季語を掲載してゆきますが、各人が季節ごとの火・灯がテーマになっている季語を探したり、その行事を追う旅を試みてはいかがでしょうか。参考までに少し挙げておきます。地域ごとにもいろいろある筈です。あまり知られていない行事は内容も書いてください。
四五号は秋または冬、新年の季語でお願いいたします。
秋灯・稲妻・不知火・盆踊り・ねぶた・竿灯・門火・迎え火・送り火・・精霊火・後の二日灸・原爆忌・夜学・燈火親しむ・灯篭・火恋し・秋の炉・風炉の名残・鹿火屋・秋の虫送り・蘆火・花火・鞍馬の火祭・大文字・焚火・どんど焼き・
(稲妻や原爆はどうかと思う方もいるかもしれませ3詭んが、単調にならないように拡大解釈でいきます。夏なら夜光虫、光苔・蛍なども入れることにします。総体的には「光」と捉えていてもいいのかもしれません。たくさんの光を探してください)

▼特別作品掲載について
「火・灯の行事」の連作は十句(一ページ)
「物語を詠む」も火・灯を扱ったものに限りますが、リストに挙がって無いものをこころみるときには、問い合わせをしてください。リストも追々発表します。(例 「風の盆恋歌・高橋治」・「ロンリーウーマン・高橋たか子」。「明日・井上光晴」「父と暮らせば・井上ひさし」)「黒い雨・井伏鱒二」(喜代子)

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日
 会場は高田馬場駅より徒歩二分の戸塚地域センター内)
 吟行・第三土曜日

▼「ににん」次回
 冬号・十一月二十日締切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り  (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼今年度の俳句テーマ
 灯・火の季語を主題にしたもの。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/(二〇一一年度四十一号から四十四号まで)です。

●ににん関係の掲載●

▼岩淵喜代子
『現代俳句』八月号俳句十句
『俳句』九月号俳句作品二十一句
『俳壇』十月号にほん俳句風土記「尾道」
『俳句界』十月号私が憧れた一句&開眼一句
『俳句&あるふぁ』十二月増刊号・作者が語る私の一句・花果てのうらがへりたる赤ん坊
『俳句年鑑』諸家自選五句
『ポエトリ・フェスティバル(テーマ・神々の彼方へ)』朗読九月十日

▼長嶺千晶
『俳句研究』秋号 夏の自選五句
「紫」一・二・三・四・五・六月号
「ずうむゐん紫」作品鑑賞執筆
『現代俳句協会』「多摩のあけぼの」一句鑑賞
『俳壇』九月号俳句作品六句
『俳句年鑑』諸家自選五句

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ににん 43号 2011年7月1日 発行
巻頭言震災詩歌2清水哲男
物語を詠む『太陽の季節』4伊丹竹野子
俳句ににん集6長嶺千晶 他
 さざん集19中島外男 他
ミニエッセイ月下独酌31中島外男・長嶺千晶・服部さやか・浜田はるみ・牧野洋子・宮本郁子・浜岡紀子・須賀薊・山田紗也・木佐梨乃・岩淵喜代子
 吟行燦燦35武井伸子
連載評論『預言者草田男』36長嶺千晶
連載評論『この世にいなかった俳人』44岩淵喜代子
連載評論『わたしの茂吉ノート』48田中庸介
連載評論『歩く人・碧梧桐』53正津勉
俳句の風景58武井伸子
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
復興の記録表3四宮暁子
編集後記**
表紙絵*若山卓

●編集後記 四十三号●

▼二〇一一年(平成二三年)三月十一日十四時四十六分十八秒、日本の太平洋三陸沖を震源とする地震は、マグニチュード九で国内観測史上最大の地震。宮城県では震度七。津波の最大被害を受けた岩手・宮古市の田老地区での高さは三七.九メートルに達していたことが、東京大学の現地調査でわかった。この津波により福島第一原子力発電所事故発生(水素爆発による放射能漏れ)四月末までの現在、終息の見通しは立たず、二十キロ圏内の住民は強制退去命令という悲惨なものとなった。
四月二五日現在の被害者数=死者(一四三四〇 )・行方不明者(一一八八九 )・避難者(一三九一〇)。崩壊家屋(四八七三四)。被災地ではパイプラインの復旧に一ヶ月を要したが、四月末まだ復旧していない地域もある。余震は日に幾度となく訪れ、現在でも治まらない。この津波と原発事故との複合被災に対して、テレビ放映の中で語る識者は「第二の戦後」という呼び方をしている。五月九日に政府の要請により浜岡原発の運転中止決定。福島原発事故は世界の原子力発電への警鐘となっている。

▼我が家では娘一家が仙台在住二十年になる。津波は免れたが家の中の倒れるものはすべて倒れ、落ちるものはすべて床に散ったという。新幹線が一カ月経ってようやく開通したので仙台まで行ってみた。家の中の壁紙はほとんど張り直さなければならないようだ。あちらこちらで応急処理のテープが張られていた。出窓は地震に弱い事も分かった。情報によると、盛り土をした土地は家屋崩壊の被害が強かったようである。確かに、千葉浦安地域では液化現象が起きている。
家に一人で居るときに出合った地震は二十歳の孫娘にとってはこの上ない恐怖だったようだ。その時以来二階の自室で3詭は眠られなくなって、玄関脇の和室を寝室としていた。そこが外へ直ぐに飛び出せるからである。新学期は五月の連休明けから始まった。学校が始まるまでの日々、家を流された級友のためにせっせとアルバム作りをしていた。(喜代子)

▼「物語を詠む」は八年ほど続きましたが、今年度四四号で、紙上での発表は一時中止いたします。企画は検討中です。

●お知らせ●

▼「ににん」四十四号の次回稿締め切りと発行日
 八月二〇日
 発行日十月一日

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日 十時三十分
 句会・毎月第二月曜日 十一時
(いずれも、高田馬場駅より徒歩三分の戸塚地域センター内)
 吟行・第三土曜日(場所は随時お知らせ)

▼今年度の俳句テーマ
 四十四号「酌」
 秋号・八月二十日締切り (発行十月五日)
 冬号・十一月二十日締切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/(二〇一一年度四十一号から四十四号まで)です。

●ににん関係の掲載●

▼岩淵喜代子
『俳句四季』三月号俳壇トピックス
           十周年祝賀会紹介
『俳句あるふあ』十二月別冊
          (ふるさと歳時記、埼玉県担当)

▼岩淵喜代子
『俳句研究』夏号 作品五句
『遊牧』六月号十句選
『俳句ウエップ』六月号誌上句会
『かのん俳句通信』八号・吟行日和(川越)
『俳壇』六月号(夏の秀句・好句へ収録)
今生の螢は声を持たざりし
『鴎』十周年募集俳句選者
『第二回東京ポエトリーフェスティバル九月・
(神話、その彼方へ)俳句二五句朗読出演』
『俳壇年鑑』実力作家の秀句(小林貴子氏抽出)
  大足の人も虫干ししてゐたり
  浜豌豆咲けばかならず叔母が来る
  まるごとが命なのかも海鼠とは

▼長嶺千晶
『俳句研究』夏号 夏の自選五句
『紫』三・四・五月号
「ずうむゐん紫」作品鑑賞執筆
『現代俳句協会』「多摩のあけぼの」一句鑑賞

▼辻村麻乃
『俳句四季』六月号 俳句十六句

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ににん 42号 2011年4月1日 発行
 ににん祝賀会風景2 
座談会碧悟桐を語る4正津勉 他
物語を詠む『人間失格』22伊丹竹野子
俳句ににん集24中島外男 他
 さざん集38同前悠久子 他
ミニエッセイ月下独酌51佐々木靖子 他
連載評論『わたしの茂吉ノート』54田中庸介
連載評論『歩く人・碧梧桐』59正津勉
連載評論『預言者草田男』64長嶺千晶
新連載評論『この世にいなかった俳人』68岩淵喜代子
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
吟行燦燦72浜岡紀子
俳句の風景74武井伸子
編集後記76*
表紙絵*若山卓

●編集後記 四十二号●

▼清水哲男氏のご尊父がご逝去なさいました。百歳に六ヶ月足らなかったとか。心よりご冥福をお祈りいたします。

▼「ににん」十周年記念号は一月一日予定通りに発行されました。その熱気の消えないうちにと同じ一月の十六日に高田馬場にあるレストラン・テインバーで「ににん」創刊十周年祝賀会を持ちました。
会場の都合もありまして、今回は五周年以後の「ににん」への寄稿を頂いた方にお声を掛けさせて頂き、ごくささやかな宴でしたが、田中庸介さんの自作の朗読、栗原良子さんの「武蔵野」朗読、それと会員すべてが自分の俳句の朗読を行いました。祝賀会につきましては「ににん」より先に『俳句』三月号のヘッドライン・『俳句四季』三月号の俳壇ニュースに、すでに紹介されています。
十周年のお祝いもしたのですから、この号からまた新しい出発をします、と言いたいのですが、新しいということはどうすることなのか途方に暮れています。さしあたってまた淡々といつものリズムで進めようと思います。いつものリズム?と言っても、それもまた曖昧模糊としていますが、進歩は、個々の同人の積み重ねではないかと期待しています。
振り返りますと、五周年は「同人誌とは」を特集して全員が「ににん」に参加している意識を文章に纏めました。そうして今回の十周年は「物語を詠む」のアンソロジーとなりました。五年後も雑誌を続けていられるのなら、なにか新たな企画を考えたいとおもいます。

▼「ににん」の座談会は第二回目。今回は「河東碧梧桐」の作品とその生き方について語りあいました。同人誌の座談会は専門分野の有識者の蘊蓄をくり広げるだけでは意味がない。それなら活字で読めばいいのである。仲間で語り合う話題がどれだけ振幅を見せるか、それが「ににん」の「ににん」たる所以です。(岩淵喜代子)

●お知らせ●

▼「ににん」四十三号の次回稿締め切りと発行日
 夏号五月二〇日締め切り
 発行日七月一日

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日 十時三十分
 句会・毎月第二月曜日 十一時
(いずれも、高田馬場駅より徒歩三分の戸塚地域センター内)
 吟行・第三土曜日(場所は随時お知らせ)

▼今年度の俳句テーマ
 四十三号「独」
 四十四号「酌」

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/(二〇一一年度四十一号から四十四号まで)です。

●ににん関係の掲載●

『俳句』三月号ヘッドライン十周年祝賀会紹介
『俳句四季』三月号俳壇トピックス
           十周年祝賀会紹介
『俳句あるふあ』十二月別冊
          (ふるさと歳時記、埼玉県担当)

▼岩淵喜代子
『詩歌句』一月号 「私の好きな森澄雄の二句」
『鴎』十周年俳句選者
『俳句研究』春号 招待席
『俳壇』二〇一一年度年刊へ一句
  「全国実力作家三百人の秀句」へ三句
『俳句四季』四月号
 今月の華(写真・一句・エッセイ)
『俳壇』四月号
特集「桜を詠む」俳句とエッセイ
『WEB週刊俳句』超21人集一句鑑賞
『現代俳句』四月号 「年鑑」の作品鑑賞
『俳句界』五月号 海の句特集
『俳句』五月号「平成俳句叢書」クローズアップ・和田順子句集『黄雀風』の一句鑑賞
『俳句』五月号 名句の鑑賞十句

▼長嶺千晶
『俳壇』二月号
「俳壇キネマ館・オペラ座の怪人」を執筆
『俳句』五月号「新刊サロン」
上田日差子句集『和音』の一句鑑賞
『紫』一月、二月号
「ずうむゐん紫」作品鑑賞執筆
『握手』五月号「反射鏡」作品鑑賞執筆
第十回雛流し俳句大会選者

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「ににん」十周年記念 41号 2011年1月1日 発行
 十周年の挨拶 岩淵喜代子
 「ににん」の発足と俳句四季賞受賞風景1
 「ににん」五周年祝賀会’吟行アルバム記2
 目次4
巻頭言下連雀からの眺め(五) 漫画教室6清水哲男
 『歩く人・碧梧桐』8正津勉
寄稿「ににん」を読んで  
 結社、同人誌、一匹狼……俳人のあり様10中上哲夫
 同人相互の反響を雑誌の力に12中西夕紀
 同人誌のあり方、そして「ににん」14行方克己
寄稿
物語を詠む
『千軒岳』16岸本直毅
 『田園に死す』18齋藤愼爾
 『プロレゴメナ』20筑紫磐井
 『桜の森の満開の下』22八本忠栄
物語を詠む
「ににん」会員
『誰も知らない小さな国』24荒木孝介
 『手鎖心中』26五十嵐孝子
 『千代女』28石井圭子
 『古事記』30伊丹竹野子
 『タイムスリスフコンビナート』32岩淵喜代子
 『夏服の女たち』34上田禎子
 『きんぎょの夢』36及川希子
 『楢山節考』38尾崎じゅん木
 『星の王子さま』40川村研治
 『西遊記』42木佐梨乃
 『うたたね』44木津直人
 『荒地の恋』46栗原良子
 『青春は美わし』48兄部千達
 『博士の愛した数式』50小塩正子
 『明暗』52佐々木靖子
 『死者の書』54四宮暁子
 『女の一生 キクの場合』56島崎正彦
 『白い象のような山並み』58須賀 荊
 『木皆義仲物語』60西方来人
 『草すべり』62高田まさ江
 『夏と花火と私の死体』64武井伸子
 『お伽草紙』66辻村麻乃
 『博士の愛した数式』68同前悠久子
 『しろばんば』70中島外男
 『車輪の下』72中村善枝
 『源氏物語』74長嶺千晶
 『平家物語』76西田もとつぐ
 『スティルライフ』78服部さやか
 『モザイク』80平林恵子
 『葉っぱのフレディ いのちの旅』82牧野洋子
 『まぼろしの邪馬台国』84宮本郁江
 『タタド』86望月 遥
 『草庵に暮らす』88山内美代子
 『なめくじ長屋捕物さわぎ』90山城秀之
俳句ににん集92同前悠久子 他
月下独酌エッセイ106新本孝介 他
「ににん」10年の歩み 111 
 吟行燦燦[出羽三山の旅]124上田禎子
編集後記128*
表紙絵*若山卓
デザイン*馬場龍吉

●編集後記 四十一号●

 十周年記念号をお届けいたします。毎回の編集の煩雑さを振り返るときに、我ながらよく十年も続いたものだと感心しています。この号は記念号のために、さすが体力も技術も追いつかないので、編集のすべてをプロにお願しました。
 今回の記念号特集はこれまで続いてきました「物語を詠む」のアンソロジーとなります。
 この企画には、いろいろなご意見があるかもしれません。しかし、こうした方法は芭蕉をはじめとして、多くの俳人が既に試みていることです。例えば金子兜太の氏の句集『詩經國風』・鈴木榮子氏の『鳥獣戯画』がそれにあたるでしょう。「ににん」の企画はそれをもっと明確に指標したにすぎません。
 私のこれまで発表してきた作品について言えば、たとえば庄野頼子の「タイムスリップ・コンビナート」は勿論実際の舞台の鶴見線の海芝浦駅までの小さな旅。黒井千治の「たまらん坂」は国分寺近く、今もその由来が書かれた案内板のある坂です。だが、そうした土地を辿れない小説もたくさんあります。高橋たか子の「ロンリー・ウーマン」は渡良瀬遊水地の葦焼の風景を重ねることで作られました。
 それにもまして、小説を読むことの面白さを味わっているのが、「ににん」の正津勉氏を中心としたゼミです。ここでは毎月二回の読書会が開かれています。興味のある方は、是非一度足を運んでください。
 このゼミ取り上げた一番新し本は泉鏡花の『天守物語』です。この会では、書いてある中の理解出来ない部分を誰かが解読して納得することも多々あります。今回は討手に追われた図書乃介と夫人が「切腹はいけません。ああ是非もない。それでは私が御介錯、舌を噛切ってあげましょう」という箇所で、「舌を噛み切って」という情景に戸惑っていましたが、中の一人が抱擁の場面なのだと、それも男の舌が夫人の口の中なのだと言う意見で、納得したものでした。
 これからも、小説を詠みながらの企画は続きます。次号からは、吟行も小説の世界を辿ることにしました。
(岩淵喜代子)

●お知らせ●

次回から「ににん」次回稿締め切りが速くなりますのでお間違えないようにお願いたします。

▼「ににん」四十二号の次回稿締め切りと発行日
 春号 二月十日締め切り
 発行 四月一日

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日
 会場は高田馬場駅より徒歩二分の戸塚福祉センター内)
・吟行・第三土曜日

▼次号俳句テーマ
 四十一号・「月」
 四十二号・「下」
 四十三号・「独」
 四十四号・「酌」

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/年

●ににん関係の掲載●

『俳句あるふあ』十二月別冊
 (ふるさと歳時記、埼玉県担当)
『俳句年鑑』二〇一一年度・ににん五句出句
『俳句研究年鑑』二〇一一年度・五句出句
『詩歌句年鑑』二〇一一年度 結社動向

▼岩淵喜代子
『俳句年鑑』二〇一一年度・五句
『俳句研究年鑑』二〇一一年度・五句
『俳壇』十二月号 俳壇シネマ
「セラフィーヌの庭」書評
『俳句界』一月号 俳句七句
『俳句研究』冬号五句
『俳句研究』冬号アンケート
『爽樹』創刊お祝い句
『小熊座』十一月号(八月号の二十句選)

▼長嶺千晶
『俳句年鑑』二〇一一年度・五句
『俳句研究年鑑』二〇一一年度・五句
尾瀬文学賞俳句大会中学生の部選者

▼西田もとつぐ
『俳句界』九月号
  「京大俳句を読む会」インタビュー
  「京大俳句を読む会」の紹介

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